別れの最終地点
第一章
ピピピピッ...


私の大嫌いな音が部屋中に鳴り響く。
今日もこの音で1日が始まる。


ピピピピピピピピッ...


分かってるんだけど、体が動かない。

そして、結局。

ドンドンドンドンッ

ガチャンッ

「起きなさい!環菜!目覚まし鳴ってるでしょ!」

母に叩き起こされる。

「...もーう、起きるよーう。起きるから...」


「環菜!!」


最後は、布団をはぐり取られ、無理矢理ベッドから落とされるはめ。
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