【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
送信するとパパからもすぐに電話がきて
「結衣、楽しかったか」
「はい。ありがとうございました」
「お土産があるって?」
「楽しさのお礼です」
「早く帰るからな」
「パパ?」
電話はもう切れていた。
だけど今すぐ帰ってくるってわけではないだろうから
私は今度こそ読み始めようと鬼平を開いた。
ページをめくるたびに引き込まれる世界。
ソファーにゴロンと横になったり座りなおしたり
読む姿勢は変わったけれど本を手放さずに読んだ。
「きゃー平蔵かっこいい」
1人長谷川平蔵の人情味溢れる姿にうっとりした。