【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん


送信するとパパからもすぐに電話がきて


「結衣、楽しかったか」


「はい。ありがとうございました」


「お土産があるって?」


「楽しさのお礼です」


「早く帰るからな」


「パパ?」



電話はもう切れていた。


だけど今すぐ帰ってくるってわけではないだろうから


私は今度こそ読み始めようと鬼平を開いた。



ページをめくるたびに引き込まれる世界。


ソファーにゴロンと横になったり座りなおしたり


読む姿勢は変わったけれど本を手放さずに読んだ。



「きゃー平蔵かっこいい」


1人長谷川平蔵の人情味溢れる姿にうっとりした。






< 102 / 282 >

この作品をシェア

pagetop