【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
ひとつひとつ回るというのは残念ながら諦めていただきたい。
その言葉はショックだった。
だけど来る事を拒まれているわけではなく
大きな組の事務所を持っているところもあれば
本当に小さな組のところもある。
全部を見て回るということは、自分の組の現状すら露見する
それが力の問題といえばそうなのだが
組長として譲れない部分男としてのプライドもあるのだろう。
組の大きさが問題なわけじゃなく
その組の在り方が私は気になるのだけれど
男たちのプライドであるならばそれを守ってあげたいと思う。
地域制の問題だって大きくあるわけだ。
小さいからその組が劣るかっていうと決してそうではない。
それを私たちみんながわかっていればいいことだ。
自分の島で何かあってはいけないと相当に神経も使うだろう。
響さんも隼もその気持ちはよくわかると頷いて
私も由香里さんも異論はない。
負担をかけてしまってはお礼の意味がないからだ。