【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん



「スキで結婚したんでしょ?」


「そうですよ。そうじゃなきゃいくら何でも極道に嫁に来ないですよ」


あはははは


私と由香里さんにはその気持ちがすごくよくわかる。


「だったら何も後ろめたくもないじゃないですか。逆に厳ちゃん幸せ過ぎると思いますよ。そうですよね?」


厳ちゃんは苦笑いをしているから


「スキって言ってくれて幸せでしょ?」


厳ちゃんはにやっと笑ってごまかした。


だけどそれでいいと思う。


「慎太郎も幸せだよね?仲のいい夫婦だものね」


由香里さんの問いかけに慎太郎さんは笑いながら頷いていた。


「極道にいても幸せがいっぱいある」


私が微笑めば


「そうなのよ。結衣が来て本当にそう感じる事が多いわ」


「あれだけパパに愛されてて何を今さら」


「ゆ…結衣」


「由香里姐さん、家の事だけ冷やかしてすますなんてずるいですわ」


「いや、ひやかしたわけじゃないのよ。事実を言っただけで」


「ママのも事実じゃないですか」


「もーー結衣!」


「先に言っておきますけど、私もたくさん幸せですからご心配なく」


「そら、見てたらわかる」


「もう隠せないほどでしょ?」


あははははは





笑いもいっぱいで帯をしているからお腹もいっぱい。


明日は10時集合なんていう遠山さんからの指示で


「由香里姐さん、結衣姐さん明日また逢いましょう」


「楽しみにしてます」


そんな言葉でお開きになった。






< 144 / 282 >

この作品をシェア

pagetop