【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん


お開きになりあたしがコップなどを集めようとすると


「そんなんやめてください」


「食べたものぐらい片付けないと」



「組長、結衣姐さんの言うとおりやで。自分の食べたもんはみんな自分で片付けたら早う片付く」


「へい。」



「え…組長さんがダメですって」


「ほな、結衣姐さんはもっとダメやないですか」


「私は、普通の人?極道の女?とにかくまだ素人だからOKなんです」


「あははは」


もうみんなお酒が入っているから余計に可笑しくて


「結衣ちゃん、あんたらいなくなった方が若いもんが早う片付くんとちがう?」


小百合さんに言われ

「すみません。じゃあみなさん早く出ましょう」


私が小走りで走ればまたみんなが笑い



「結衣ちゃん踏まないよう気を付けて歩かんといかんよってな」


八重さんのあんまりな言葉に

「八重さんの事も踏まないようにきをつけてくださいね」


私たちはお互い背伸びしながら笑いあい



「うちはふまれたら ふぎゃっ言うで」


「私だって いたぁ!って言いますよ」


「小さくて聞こえんで」


「ひどい、八重さんひどい」



大笑いしている横では小百合さんにつかまった由香里さんが


もううずくまった状態で笑い続けていた。




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