【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん


「西のパワーはすごすぎますね。幸せってことですね」


奥野さんと思わず微笑みあった。


笑顔と笑いの包まれたまま近藤組みに戻り


「もうお腹いっぱいやろか」


「ものによっては入る」


笑いながら答えると


「ほな、甘いもん食べよか」


「わーい」


由香里さんと私は今度はケーキを食べた。


植木さん達はまたビール。

「また飲んでる」


部屋を覗いて笑えば


「まだお召し上がりになられるんですよね?」


植木さんが笑っていて


「はい。これからケーキです」


「よくあれだけ酒飲んだあとにケーキなんて入りやすね」


「それこそ別腹です」


「腹も身の内でごぜぇやすよ」


「植木さんと三浦さんもそれは同じ」


笑いながら襖を閉めると小走りで八重さんの部屋へ向かった



その晩、ホテルに戻った時にはわたしも由香里さんも


もう明日は絶対に控えると決意のように言うほど満腹だった。







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