俺、お前以外は愛せないから ~私とアイツの仮面舞踏会~
「そんなのっ……、ダメですっ!」





「黙って、坊や」





叫んだ竜太郎に白石洸がからかうような口調でいった。





「そうしたら、この企画、オーケーにするよ」





は?





突然、白石洸が悪魔に見えてくる。





私か、企画かってこと?





突然、生徒会の人たちの苦労を思い出す。





ど、どうすればいいの?




「俺のものになる?」





わたしが黙っていると、白石洸は得意そうに笑った。





「反論はないね」





白石洸はそう言うと、さらに顔を寄せる。





キスされるーそう思った瞬間、急に強く肩を押されて私は、後ろ向きに倒れた。





「こいつにさわんな!」





へっ?





爽?





そこには、紛れもなく本物の爽が私を守るように立っていた。





「コイツは、俺のモノだ。だから、お前のものにはなれねぇよ」





はえ?





顔が熱くなって、心臓が急に鐘を打つ。





な、なんで、急に、ドキドキし始めたんだろ……。





って、人のこと、ものっていうなっ。





< 69 / 99 >

この作品をシェア

pagetop