好きになった瞬間
 


頬に触れた際、彼女はピクンッと可愛らしく肩を揺らしてみせた。

そして、俺が吐き出した寒気がする台詞を聞いた瞬間、彼女は確かにコクリと小さく頷いた様に見えたのだった。





「なぁ、ちゃんと言葉にしてくれねぇーと分かんねぇよ……」





それに気を良くした俺は、自身が高ぶり高揚して、自分の行動を押さえる事が出来なかった。



「言ってくれよ……」



頬を撫でていた手をスルリと彼女の頭の後ろに回して固定した。
 これ以上彼女が逃げられない様にするために……

少しでも『嫌だ』と俺の事を拒絶してくれれば止めるつもりだった…。


だけど、それを彼女自身が、その逃げ道を自らの手で塞いだのは彼女なのだ






 だから俺は手加減なんかしてやらない





ついさっき気付いた恋愛感情でも、それにはかわりない


だから俺は―――

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