心を全部奪って
「ジタバタしたって無駄だ。
お前は一生俺の奴隷になるんだから。
いいか?
お前に拒否権はない」
「ど、奴隷…?」
ワケがわからずきょとんとしてしまう。
そうしたら霧島君が、突然プッと笑った。
その顔を見た途端、私も思わず吹き出してしまった。
なーんだ、冗談か。
ホッして、しばらくクスクス笑っていたら。
霧島君の右手が私の頬をそっと包み込んだ。
「手こずらせやがって。
でも。
そんなひまりが、
俺は大好きだ」
そう言うと霧島君は
ゆっくりと顔を近付けて
私の唇にそっとキスをした。
触れるだけの優しい優しいキス。
時折見つめ合っては
何度も何度も唇を重ねた。
こんなに幸せで安心出来るキスは、
生まれて初めてだった。
お前は一生俺の奴隷になるんだから。
いいか?
お前に拒否権はない」
「ど、奴隷…?」
ワケがわからずきょとんとしてしまう。
そうしたら霧島君が、突然プッと笑った。
その顔を見た途端、私も思わず吹き出してしまった。
なーんだ、冗談か。
ホッして、しばらくクスクス笑っていたら。
霧島君の右手が私の頬をそっと包み込んだ。
「手こずらせやがって。
でも。
そんなひまりが、
俺は大好きだ」
そう言うと霧島君は
ゆっくりと顔を近付けて
私の唇にそっとキスをした。
触れるだけの優しい優しいキス。
時折見つめ合っては
何度も何度も唇を重ねた。
こんなに幸せで安心出来るキスは、
生まれて初めてだった。