魔法と恋の使い方
「あなたが…これから私の助手の方だったんですね。」
名刺を見つめながらはにかんだ笑顔を返した。
「まあまあ………そーゆう事なんで矢吹先生。
宮藤教授を早速…研究室にお連れして下さいね。」
理事長は任せたとばかりに私の肩をポンと叩くと立ち上がり再び理事長の椅子に腰掛けた。
「-ーー失礼しました。」
二人なんだか居づらい空気に圧倒されてひとまず一礼して理事長室から出た。
「ふう~~~~~~。」
大きく息を二人揃えて吐き気持ちを整える。
まさかの私の上司との偶然な廻り合わせにただ驚いて何から話かけていいかわからず二人とりあえず廊下を歩き始めた。