優しい世界の愛し方
私と君と
......まあ、予想はしてたけどね。

翌日。
借りたジャージを手に登校した私。

けれど、驚くほどにジャージを返すタイミングが見つからない。


彼の周りには常に人がいるのだ。


朝。
HRの前に声をかけようと試みたけれど、

「いーおーりーくんっ。課題やってきたー?」
「てかこの前借りたDVD超良かったよー!」
「ねえ、今度さ、うちらと遊ばない?映画のチケ取れたんだよねー」

女子数名に押しのけられてしまった。

黄色い声ではしゃぐ彼女たちに、来栖くんは笑顔で対応。

さすがクラスの人気者は違う。
< 28 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop