28才の初恋
 大樹クンの膝に頭を乗せたまま、電車は一路東京へと向かう。
 私が起こされたのは……電車が東京に着いた時であった。

――私は……世界一の幸せ者なのかもしれない。
< 458 / 518 >

この作品をシェア

pagetop