28才の初恋
終章
 新会社は順調に発足した。

 イズミ商事では私の後任に橋本が課長に納まり、課のみんなと上手くやっているらしい。
 これは事務職だった小島が総合職に転向し、かつての私を彷彿とさせる仕事ぶりを発揮しているから……らしい。
 こないだの商談の場で橋本が嬉しそうに語っていた。

 私は新しい会社で、部長というポストの重圧に耐えながらも順調に仕事を成功させている。

 大樹クンとの交際も極めて順調で、六月には挙式することも決まっているし、同棲生活もきわめて順調である。

 新会社での収入が良いおかげで、新婚用のマンションも購入できたし、きーちゃんも大樹クンに懐いている。
 まあ、最初は大樹クンの方がきーちゃんを見て驚いたりもしていたのだが……なんとか馴染んでくれてホッとしている。
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