君と星空の彼方
★ten★覚醒と幻獣のススメ
「…そろそろ話して欲しいなぁって思うんだけどなぁ?」
私はにこりとその場にいたみんなに微笑みかけた。
私の様子にみんなは、何から話そうかと悩み出したりオロオロとしたり、完璧に無視したり…
「って、お前はどこへ行ってたんだよ!」
私はビシッと指さしてムルを睨む。
「すいません。事務の仕事がありまして、退室していたらこんなことが起きてしまい…
そして侵入者のサイレンを聞きすぐここへやって来たものの、シールドがはられてまして」
こ、こいつわぁ…
みんながすっごい戦いをしたというのに。怪我もしたというのに!
「まあまあ、ホシノ…落ち着いて。
ムルさんを責めてばっかりにはいかないよ。話すから、ね?」
う…私って、ミズキの笑顔に弱いのかもしれない。
っていうか天使の笑顔で言われたら誰でも抗議できないと思うんだ。
しかもいつもとは違う見た目で。さすがアフロディーテだよ、女の私でも目を奪われるほどの美しさ。覚醒した後の姿…
覚醒、か。
私は、ついさっきまでのことを思い出した。
私の手からなぜか出た光のサークルがキマイラを飲み込んだ後…
シールドが外れたのか、ムルがドアを思いっきり開けて入って来て、この部屋を見た瞬間驚きを隠せていない表情だった。
けどすぐ冷静さを取り戻して、スマホみたいな端末で色々な人に連絡した後、私たちを連れて隣の一回り小さい部屋に連れていった。
そこでマナミ先輩とユウが疲れながらもみんなの治療をしてくれて…
今に至る。
イリヤ先輩は、戦いの場にいたはずの謎の女の人のことを探りたかったらしく、部屋を見に行ってたけど…やっぱりあのちょっと低めのハスキーな声をした女性は見つからなかったらしい。
みんなによると、黒いロープを飛ばして来たりしたのもその人の可能性がすごく高いらしいけど…私はよく分からない。
私はにこりとその場にいたみんなに微笑みかけた。
私の様子にみんなは、何から話そうかと悩み出したりオロオロとしたり、完璧に無視したり…
「って、お前はどこへ行ってたんだよ!」
私はビシッと指さしてムルを睨む。
「すいません。事務の仕事がありまして、退室していたらこんなことが起きてしまい…
そして侵入者のサイレンを聞きすぐここへやって来たものの、シールドがはられてまして」
こ、こいつわぁ…
みんながすっごい戦いをしたというのに。怪我もしたというのに!
「まあまあ、ホシノ…落ち着いて。
ムルさんを責めてばっかりにはいかないよ。話すから、ね?」
う…私って、ミズキの笑顔に弱いのかもしれない。
っていうか天使の笑顔で言われたら誰でも抗議できないと思うんだ。
しかもいつもとは違う見た目で。さすがアフロディーテだよ、女の私でも目を奪われるほどの美しさ。覚醒した後の姿…
覚醒、か。
私は、ついさっきまでのことを思い出した。
私の手からなぜか出た光のサークルがキマイラを飲み込んだ後…
シールドが外れたのか、ムルがドアを思いっきり開けて入って来て、この部屋を見た瞬間驚きを隠せていない表情だった。
けどすぐ冷静さを取り戻して、スマホみたいな端末で色々な人に連絡した後、私たちを連れて隣の一回り小さい部屋に連れていった。
そこでマナミ先輩とユウが疲れながらもみんなの治療をしてくれて…
今に至る。
イリヤ先輩は、戦いの場にいたはずの謎の女の人のことを探りたかったらしく、部屋を見に行ってたけど…やっぱりあのちょっと低めのハスキーな声をした女性は見つからなかったらしい。
みんなによると、黒いロープを飛ばして来たりしたのもその人の可能性がすごく高いらしいけど…私はよく分からない。