君と星空の彼方
ムムッ…確かにそうかもしれないけどさ。


「……分かんないじゃん」


「いや、分かる。俺と夜月は小せえ頃から、それこそ生まれた時ぐらいからずっと一緒にいるもんでね。

あいつの考えている事とか色々分かるんだよ、ごあいにくにね」


私の中の何かが切れかける。

音を出してプッツンと切れそうだ。


「…そんなのまだわからない。生まれた時から一緒にいるからって…」


「じゃあお前はあいつのことを好きになれる自信があるのか?」


私は黙り込んだ。
だって…自信なんか、ない。


夜月のことは会ってまだそんなにたたないけど…友達としては好きだ。


それ以上にも、それ以下になっても…『友達』という枠にガッシリとハマって、きっともう抜け出せない。


「…無言。図星か。

所詮そんなもんなら、あいつにホイホイついていくなよ」



プチンッと。


音になんかなっていないはずなのに、確かに耳の奥で聞こえた気がした。



「…あんたに、何が分かるのよ…‼︎

会ってまだ2日目で?能力者の学校へ行けって言われてまだ3日目なんだよ?


そして急に運命の人とか決められるんだよ…掟なんかのせいで!


いいよねセイヤは!あなたの星座は運良く結婚相手がいないもんね‼︎」



そこまで一気に言い切った。


そして思いっきりセイヤを睨みつける。


階段の上にいる私と下にいるセイヤ。

セイヤはやっと私を見て、私とセイヤの視線がピッタリと重なった。


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