君と星空の彼方
★eightteen★獣剣vs宙橋
「………では、良いですね?

1つ、戦闘不能、又は一方が降参した場合勝敗をつける。

2つ、全体の勝敗は3戦の内、2戦以上勝った場合に学校の勝敗をつける。


3つ……


殺し、はいけませんからね?」



ゾッとするような生徒会長の微笑み。

こ…こわ…!




私たち3人と、生徒会長率いる3人は今…

ホテルの設備の1つ、模擬戦場にいる。


私たちは星空の使い人。
だから力を使う時は勝手に姿が変わるけど…さすがに洋服までかわらない。


ってことで両校ともに、戦闘着を着ている。



「書記長と室月さん、副会長と夜月君…そして、僕とセイヤ君で戦う。

先程クジを作った」


そう言って生徒会長はパチンち指を鳴らす。

すると副会長がスッと出して来たのは…


小さく折りたたまれている紙?



いや…なんか浮いてる…?


副会長の手の上で、ふよふよ綺麗な紙が浮いている…?



「そちら側が取ってくれ。

これはキナリで作られているクジ専用紙だ。中には番号が書いてある。

まずは…室月さん」


「は、はあ…」


クジ専用紙ってなよ…なんて思いながら取った紙。


続けて夜月、セイヤが取る。



「どうぞ、お開けのなってください」


はーい…


えっと…私は『Ⅱ』…2番目、だよね?


「俺が1番!ホシノが2番でセイヤが3番…!」







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