君と星空の彼方
★twenty★「思い出して」
「キナリって地球と同じで24時間で1日なんだね」


「うん。

私たちは前に授業で習ったよね?」


ミズキの言葉にセイヤと夜月がうなずいた。


けどそのうなずいた様子は、とりあえずうなずいたって感じで、別段感情もこもっていない感じがした。


ミズキだってちょっと上の空だったところで、私の言葉に返事をしただけ。





私もみんなと変わらなずにぼーっとしてたけど…重っ苦しい空気に耐えきれず言葉を発してみただけだった。





まだ所詮私たちは子供で。

みんなと違うのは1つだけ…それは、能力を持っていること。



それだけで普通の子達なら体験しないような、激しい戦いに参加することになった。




けど、この戦いをしないと…



地球にいる能力者も、キナリにいる能力者も…全員が、殺されてしまうか能力者であるという記憶をなくされる。




でもこの戦いはキナリの一般民や地球にいる能力者たちにバレないように、



内部の内部で…極秘でやらなきゃいけないらしい。




なぜかっていうと、大きく動いてバレたら先に手を打たれちゃうから。









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