気づけばキミと恋に落ちて
周りから、変な目で見られるしさ。


夕飯のメニューだって、陽ちゃんは〝カレー〟で、拓篤は〝ハンバーグ〟で、ずっと平行線。


仕方なく、〝ハンバーグカレー〟にすることに。


これから、どうなっちゃうんだろう…。


なんとか、夕飯を作り終え、食べ始めると、やっと「「うまいっ」」と、二人の意見が一致した。


「ねぇ。二人は、なんの知り合いなの?」


今がチャンスだと、二人に問いかけると「「高校の同級生」」と、またハモった。


あ、そういえば同い年だったか…と、今さら気づく。


「あ。だから陽一は、眞介のことも知ってんぞ」


ふいに拓篤に言われ、思い出す。


< 376 / 380 >

この作品をシェア

pagetop