気づけばキミと恋に落ちて
ケトルを持ったまま、宗ちゃんを見上げる。
「この前は、あんなことして、ごめん…」
「あ……」
しばし、沈黙の時間がわたしの心を乱す。
どうしよう、なんて言ったらいいの?
〝大丈夫です〟は、チガウ気がするし。
マジメに返すべき?それとも、笑って流すべき?
「あー…と。無事、帰れた?」
「え?あ、はい。大丈夫…でした」
拓篤のことは、言わなくていいよね?
まさか〝偶然声をかけられた人に送ってもらった〟なんて、ね。
「そう、よかった。心配してたんだ」
「えっと…ご迷惑をおかけしました…」
「いや。おかげで、はるちゃんとまた二人になれて、よかったしね」
「へっ⁉︎」
「この前は、あんなことして、ごめん…」
「あ……」
しばし、沈黙の時間がわたしの心を乱す。
どうしよう、なんて言ったらいいの?
〝大丈夫です〟は、チガウ気がするし。
マジメに返すべき?それとも、笑って流すべき?
「あー…と。無事、帰れた?」
「え?あ、はい。大丈夫…でした」
拓篤のことは、言わなくていいよね?
まさか〝偶然声をかけられた人に送ってもらった〟なんて、ね。
「そう、よかった。心配してたんだ」
「えっと…ご迷惑をおかけしました…」
「いや。おかげで、はるちゃんとまた二人になれて、よかったしね」
「へっ⁉︎」