鬼上司と私のヒミツの関係
そして出来るのを待つこと数分。
「はい、お待たせ」
伝票を私の方に差し出す。
わっ、結構な枚数があるなぁ。
受け取った伝票をパラパラと捲る。
「今月、多いんだよ。マジで遅くなってごめんね。入力、大変だと思うけどよろしく」
「はい、分かりました」
脳内でこれからの段取りを考えていたら、飯田さんが申し訳なさそうにメモ用紙を木藤さんに見せた。
飯田さんは小野くんと同期の女の子で事務をしている。
「あの、お話し中にすみません。木藤さんにお電話が入ってるんですけど」
「お、了解」
そう言って会話を終わらせ、飯田さんからメモ用紙を受け取った木藤さんは電話対応し始める。
私は自分の席に戻り、請求書の作成に取り掛かった。