鬼上司と私のヒミツの関係


「あの、私が請求業務をするんですか?」


森本はビクビクしながら聞き返す。


「あぁ、そうだ。営業担当者からどの材料がいくら出たとか数量と単価を記入した伝票を渡されるからそれをパソコンで入力してくれ。最後にプリントアウトしてチェックが済んだら俺に回すように。詳しくは営業担当に説明させるから」

「あのっ、すみません。ノートにメモするのでもう一回お願いします。今すぐ取ってきます」


焦ったように言い、バタバタと自分のデスクに戻っていく。


「痛っ」


途中、派手にゴミ箱に足をぶつけ顔をしかめてる。

おっちょこちょいなヤツだな。
落ち着けよ。

散らばったゴミを拾ったあと、足を擦りつつ、デスクからノートとペンを持って戻ってきた。


森本の何事にも一生懸命な姿に自然と頬が緩んでいた。

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