鬼上司と私のヒミツの関係
もう一度説明するとノートにメモるべく、ペンを走らせる。
ペンを動かすのを止めたかと思ったら、目を瞑ってブツブツと何か言いながら一人で頷いている。
面白いやつだな。
見てても全然飽きない。
ちゃんと書いて理解したのか気になり
「書けたのか?」
ノートを覗き込むと綺麗な字で事細かに書いてある。
おまけに旗を持った変なキャラを描いて『ここがポイント』と書き記していた。
「はい、説明ありがとうございました」
笑顔を見せ勢いよく頭を下げる。
「しっかり落ち着いてするんだぞ」
落ち着けよ、ということを何度も念押しすると「分かりました」と返事をする。
その後、担当者から請求の流れを聞いて必死にノートにメモしていたが本当に大丈夫なんだろうかと不安になった。