鬼上司と私のヒミツの関係
グスグスと鼻を啜りふぅと息を吐いた森本に声をかけた。
「落ち着いたか?」
「はい。あんなに泣いてしまってすみません。でも、部長は優しいです……ね」
コクンと頷き、涙声で呟く。
優しい、か。
そんなことを言われるとくすぐったい気持ちになる。
「そうか?俺は鬼部長らしいぞ」
冗談混じりに言うと、左右に首を振る。
「そんなことないです。仕事の時は厳しいけど、たまに見せてくれる笑顔が素敵だしすごく優しいです」
「フッ、そう思ってくれて嬉しいよ」
頬が緩み、つい抱き締めてる腕に力がこもる。
「あの、部長は私のこと……どう思ってますか?やっぱり仕事のデキないダメ女は嫌ですか?」
涙で濡れた顔をあげ、至近距離で熱のこもった瞳で見つめられた。