Carnation の 花 言 葉...
あの後、雅晴と他愛もない会話を交わして学校に向かった。

今日は高校の入学式。

私たちは、決められた場所で待つことになっている。

「僕、ちょっと先生に用事があるから行ってくるね。」

「さすが、高校入試1位!」

「ばっか、大きな声で言うなよ...」

笑いながら頭をぽんぽんってして、雅晴は行っちゃった...

「一人か...」

いつも、東中のサッカー部のみんなか西中のみんなといたから一人が慣れない。

寂しくないって言ったら嘘になるなぁ。

「なに?一人が寂しいの?」

「んにゃぁ!!」

後ろから抱きついてきたのは、永瀬君だった。

「な、永瀬君!なんでここに?」

「んにゃぁ!ってなんだよ(笑)」

違うもん。ビックリしただけだもん。

若干、頬を膨らませていじけると永瀬君がまた笑った。

「永瀬君って、他県の強豪校に行ったんじゃないの?」

「あぁ、そのつもりだったけど...___」

「真優ぅぅぅううう!!」

突進してくる西中の3人に永瀬君が蹴りをいれた。

うわぁ、痛そう...。

その中でも森久保君は一番痛そうだ。

「森久保くーん...大丈夫?」

しゃがんで森久保君に声をかけてあげたよ。

森久保君、意地悪だけどー。

「真優ー。俺、超幸せ。」

「?」

「今日は、水色のボーダーにレースか...可愛い。」

......ぱ、ぱんつの色を!!

「変態!!森久保君なんて、知らない!」

私は自分の鞄を森久保君の意地悪な顔に思いきりぶつけてやった。







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