calling
私なんて居なくても
会社は動いてるし、働く人も居る。

ランチの1時間の休憩時間を超えても
携帯電話は鳴らないし

ずっと働いていた会社に
私なんて要らないんじゃないか
なんて思ったりしていた。

だから、困るだろう、と言われて
返答に困ってしまった。

「…会社は…困るのかなぁ。」

「きっと、俺なら困るよ。」

…私は単純で、言われた言葉を
真に受けてしまっていた。

困るひとが居るなら…会社に
戻らなきゃダメかもしれない。

「なら…戻ろうかなぁ。」

実際、サボっていたのは私だけで
彼は休憩中だと言っていた。

静かに腕時計を観たら
お昼に出ると言って出てから
1時間30分が経過していた。

私がベンチから立ち上がって…
少し伸びをして…深呼吸をした。
太陽の匂いも吸いこんで吐いた。
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