calling
その時間は数秒だったのに
ずっと、見つめ合ってるみたいで
ドキドキしていた。

恋人のことが大好きな俊輔さんを
大好きになってる。

「今夜はご馳走様でした。
…じゃぁ、帰ります。」

駅まで送ってくださったから
私はそっと手を離して笑った。

「俊輔さん、また…、
…逢ってもらえませんか?」

ニコッと笑ってくれる俊輔さんが
その返事の答えだと思った。

私も顔の横で静かに手を振って
ニコッと笑った。

好きだと思った男性の恋を
応援するって変かもしれないけど
浮気をされても…それでも

好きだって思ってもらえる女性が
ただただ羨ましいと思った。

地下鉄の駅まで階段を
静かに下りながら考えていた。

でもまた逢ってくれるって
言ってくれた言葉が私を少し
温めてくれた。
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