calling
「作ってきてくれたの?」

なんだかいつもと違う俊輔さんの
子供みたいな笑顔を初めて観た。

その笑顔も、ドキドキしてしまうよ。

そっとお弁当箱をあけて
おしぼりを渡して、手を拭いた。

「簡単なサンドイッチですけどね。
休日も、お仕事、お疲れ様です。」

お弁当のなかばかりみてる
俊輔さんの顔がみたくて
上目遣いで覗きこんだ。

それに気づいた俊輔さんが
ニコッと笑う私を観て…
先程とは違う優しい笑顔で
私を観てくれた。

「ありがとう。いただきます。」

俊輔さんは、さっと手を拭いて
ホットサンドをパクっと食べてくれた。

「…私好きなんです。
ホットサンド。だからヒトリ暮らしなのに
ホットサンドメーカー買っちゃって。」

「おいしい。耳までサクサクだ。」

その私を観てくれる
俊輔さんにときめいていた。
< 34 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop