calling
012
…ドキドキしてしまう。

優しく手を振って
小走りの俊輔さんを見送った。

仕事忙しいなかでも
時間を作ってくれたって…

しかも
『俺が亜妃ちゃんのコトを
好きになったように…』なんて
言われたら…期待してしまう。

私も俊輔さんのこと好きなのに。

逢う回数が少しずつ増えて
急に逢ったりして

どんどん好きになっちゃう。

…食べてよ。
やさしく…。

なんて思ってしまって
勝手に照れてしまって…
自分で少し笑ってしまった。

お弁当を俊輔さんに渡したから
あまり得意じゃないけど
一人でお店に入ることにした。

幸せな気分のまま会社に戻って
仕事を難なくこなしていた。

すると携帯が何かを受信した。
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