僕らのはなし。①


ー時雨sideー

「俺の勝ち。」
「うわっ、最悪。」
旅行2日目…俺は相変わらず部屋で小説読んだりして過ごしてた。

何か昨日以上に1人で居たくて。

考え事しながら読んでたせいでほとんど内容は入ってこなかった。


新と陣は疲れたのか夕方前に俺の部屋に来て、トランプを始めた。

俺は参加せずに見守りながらギターをいじっていた。



ドンドンドンッ
「誰だ?」
「さぁ?
出てくる。」
すると、部屋のドアがノックされたので、陣が出た。


「伊崎さんは?」
「えっ、居ないけど。
ちょっと…」
女の子の声が聞こえて、陣が止める声が聞こえて来た時、星野の友達が入ってきて姿を見せた。

「もう。
あの人何処行ったんだろ??」
「何で純?」
「湊、帰ってないんです。
実は昨日もらったネックレス、早速なくしたらしくて…。
外に行ってしまったみたいで。
ホテル内探しても居ないんです。
でも、この吹雪でもう外には出ないようにってもう他のお客さんも帰ってるのに。
湊、もしかしたら動けなくなってるのかも。」
「えっ!」
「マジかよ。」
俺はその話を聞いて、頭が真っ白になった。

星野にもしも何かあったら…。

それを考えると気が遠くなるばかりだった。









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