僕らのはなし。①
私はネックレスの絵を描いて、それを持って部屋の外に飛び出した。
ホテル内でいろんな人に聞いてみたけど知ってる人はいないらしく…スキー場に出てって聞き込みを始めた。
「星野さん?」
「もしかして…探し物??」
「はい。
これ探してて。」
何人かに聞いてると、後ろから声をかけられた。
さっきの先輩達3人。
「それなら…リフトの頂上のとこの管理人さんが何かネックレスの落とし物拾って預かってるって電話で誰かに話してるの聞いたけど。」
「それ本当ですか??」
「ほ、本当よ。
ねぇ?」
「えぇ。」
「私も聞いた。」
「ありがとうございました。」
ネックレスの手掛かりが初めて掴めたのでちょっと興奮気味に聞いてみると、少し引きながらも答えてくれて、あとの2人も頷いたので、それだけ言って走り出した。
でも既にそれを聞けた時、もともと降ってた雪が吹雪いて来てて、気づいたらもう誰も外には居なかったし、リフトも動きそうになくて。
仕方なく歩いて上まで向かった。
ほとんど前が雪で見えないんだけど。
だんだん寒さで足が動かなくなる。
でも、絶対に取り戻さなきゃ。
見つけなきゃ。