俺だけが知っている
チュッ
「──っあ!」
唇を寄せた肌は透き通るように真っ白で、その肌に咲く赤い花は艶やかでとても美しい。
「……んっ……恭…弥」
涙で潤んだ瞳はやや灰色を帯びていて、神秘的なその色合いに吸い込まれそうになる。
「んぁ!!」
悩ましく響く声は甘く切なく俺の全てを締め付ける。
ふわふわした髪に指を絡めてそっと頭を撫でれば、さっきまで俺を睨んでいた彼女が柔らかく微笑んだ。
「恭…弥……」
その笑顔に俺の理性は一気に消しとんで彼女の中に一気に自身を押し入れる。
「──ああっ!!」