Oo優しい空の下でoO
o運命の出会いo

o出会いo

Oo苦い朝oO


俺の名前は『川上 蓮』

今日は始業式。そして俺らにとってはメインイベント、始業式の定番『クラス替え』がやってきた。

俺はどっちかって言うと、学校では知名度は高いほうだ。

別に頭はよくない。もてるわけでもない。

知名度が高いのは俺の姉がものすごく美形だからだ。

自分でも悔しいくらい美形だ。

そして、いつも俺の隣にいる人。そう俺の姉『川上 海』

「姉貴~なんでいっつもついて来るんだよ~」

俺は少し迷惑そうに言う。

「変な人に襲われたら、蓮に助けてもらうため♪」

姉貴はいつも通りさわやかに答えた。

「姉貴、彼氏くらい作ろうと思えば作れるだろ?」

「じゃあ蓮が彼氏になってよ」

「やだっ!」

そして俺は走り出した。

「蓮っ!」

俺は呼び止められても振りむかず、学校までとまることはないだろう。

「今日は“苦い朝”だな・・・」

そうつぶやき、学校についた。

そして、蓮の“苦い朝”は終わった。
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