sEcrEt lovEr
「お前、今日は倒れないだろうな」

「予定では…」

"体調はどう?"て聞くんじゃないの?そこは。

ツンデレかひねくれか優しさがイマイチ伝わらない。

貴の後ろについてトボトボ歩いてるけど、何だかいつもと道が違うことに気付く。

「ねえ、どこ行くの?」

「バー」

あたし達、未成年ですが? それにまだ夕方ですが?

細い路地に入ると、少し奥ゆかしさの残る… アンティーク感が漂う…

一言で言うと古びた廃墟のような建物が目の前に現れた。

「ここ」

犯罪の香りがするのは気のせいだろうか。

怖いお兄サン達が金属バット振り回して喧嘩ていたり、怪しい闇取引なんて行われてないよね…?

恐る恐る扉を開くと地下に続く階段が現れた。
< 38 / 233 >

この作品をシェア

pagetop