゚+* ベルガモスレッド *+゚
「じゃあ、元気でな。」

「おう、セイもな。」



そう言ってニコッとほほえみ、宇宙船に乗る。



「わ、私……ほんとにごめん…。

サンの気持ち……何もわかってなかった…。」



そう言って頭を下げているルナ。


「顔あげろよ。」


そう言うと、ゆっくり顔をあげる。


その顔は涙でぐちゃぐちゃになっている。




「俺は今でもルナのことは好きだよ。

だけど、それ以上に好きなやつができた。」



そう言って、萌の肩に手をまわす。


そして手を離し、ルナの前にたち

ルナの涙をぬぐう。


「今度は俺じゃなくて、違うやつに

涙ふいてもらえ。

お前なら、俺がいなくても生きていける。」




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