奥様のお仕事
浩一郎の寝顔・・・・・・・
無防備な表情だった。
髪の毛は 乾かしただけのボサボサ頭で
スーツ時の冷たさもどこへやら


そしてう~~んと年上なのに


可愛いと思わず口から出そうになった。


ダメダメ・・・・私ったら何を言ってるんだろ・・・・。
それもすごい 年上の男性に・・・・・・。


寝室のドアを静かに閉めて とりあえず朝の準備をしておく。
よくわからないから
祖父の時のように用意しておけばいいか

明日 和食かパン食か聞いておこう・・・・・。
一般の会社員は九時から仕事らしいから とりあえず私は
五時半に起きて・・・・・・

六時半に一度声をかけてみよう。


お弁当は用意しておいて いらなかったら
私が昼に食べればいいし・・・・・・・



島の時とは全然違う
大きなキッチン・・・・・・・・
贅沢な空間


落ちつかない・・・・・・・・


冷蔵庫の中を確認して 明日の朝食を決めた。
明日は 浩一郎も仕事だから


自分の時間がたくさんあるから ゆっくり休もう・・・・・。


「さてと・・・・寝るか~~」

明りを消すと 大きな窓に映る宝石箱 

ソファーに腰かけて その美しさを独り占めする。
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