こころの温度差
新婦のリクエストに応えて、
サークル時代のユニフォームを着て
お祝いの歌を唄うつもりだ。


新郎のキャプテンは
6月に岡山へ転勤が決まっており、
結婚後、ユミはついていく事に
なっているのだった。

けれども親元を離れて、
未開の土地に
暮らす事をいまだに
寂しくて仕方ないようだった。

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