なつかしい日曜日

彼女は毎時間
僕にノートを見せてもらいにやってくる。


一応ノートは取っているらしいのだが、
この身長だ。

見えないことが
多いらしい。


確認も兼ねて
一番近くの僕に借りている。




「たかちゃんって教科書みたいな字だね!?」



足をパタパタさせながら
ノートを写している。

髪はフアフアしてるし、
声も高い。

どっからどーみても
小さい子供。





それに比べて…、
僕は窓に映った姿を見る。


重たい黒髪。
サラサラを通り過ぎてまっすぐ過ぎた髪たち。

何よりこの身長。






「あっあれあれ!」

「えっ、どれ?……っておぉ!」

「なっ?差、すごくないか?」

「30センチ定規頭に刺しても届きそうにないな」

「たしかに(笑)」






……あぁまた。
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