恋愛の神様
亜子にとって虎徹の代わり。
野山にとって二年前の誰かの代わり?
じゃあ、俺の価値は一体どこにある?
思いの他その事実は俺を打ちのめした。
傷ついて―――そこから噴き出したのは、ドロリと暗い苛立ち。
俺は酷薄に笑って、野山を組敷いた。
二年前の男なんざ知るか。
お望みとあらば教えてやる。
『二年前』より遥かに官能的なものを。
新雪を踏みつけるような心持。
大切に取っておきたいと思う反面、自分の手でメチャクチャに穢してしまいたい、相反する欲求。
胸の突起を指で摘んで捏ね回すと、小さな身体はそれに合わせて震えて、甘い声を上げる。
「イイ声。もっと啼けよ。聞かせて。」
羞恥を感じる余裕もなく、隠しだてもない。
演技でもない。
素直な囀りは、聞いているこっちも気分がイイ。
もっと啼かせてみたくなる。
「結構感度イイのな、チィちゃん。ココすっげーことになってるぞ。」
「ふぇ……?名前………い…ぁっ……んん」
一瞬怪訝な表情が覗いたが、ココがどこだか教えるように熱に潤んだ入り口をなぞると、忘れたように蕩けた顔を戻した。
女と子供を混同させたミスマッチな媚態。
幼児趣味なんてないけど、妙にそそられた。
「なぁ、チィちゃん。続きシてイイか?」
野山は考えるそぶりもなくこくっと頷いた。
意味分かってっかな……まぁ、一応了承は取ったからいいけどな。