恋愛の神様
―――私はカレが好き。
足を掬われて机の上へ持ち上げられる。
少し長めのフレアスカートが肌を滑って行く。
その感触に震えながら、私は恐る恐るカレの首へ腕を回した。
―――カレが欲しい。
いつだって対等にやり合っている振りをして、でも、私なんかの手には負えない人だって知っている。
―――それでも私はこの男が欲しいの!
知らなかった。
平平凡凡とした私。
あまり出しゃばった事をしないで、身の丈に合ったものしか選ばない私の―――
私の中にもこんなに熱い物があったなんて。