Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「あ」


玲奈は短く声を上げると、数歩足を進めた。


「ミスターダバリード」


麗華はその呼び名に振り返った。


「この間は多額なご寄付をありがとうございます」
「いえ。
 お役に立てれば。
 麗華とはお知り合いですか?」


怜士は歩み寄って、さりげなく麗華の腰に腕を回した。


玲奈が目を丸くする。


「え、麗華と?」


そういう驚き方か。
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