Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「少し色っぽくなったんじゃないの?」
「美和が言うと嘘っぽい」
「なに言ってんだよ。
 ずっと一緒にいた幼馴染が言うから真実味があるんだろ」
「んー」
「その信用していない口調」


美和は笑いながら自分のグラスに口をつけた。


「ねえ、美和」
「ん?」
「私、仕事向いてないのかな」
「はあ?」


目だけを横に座る麗華に向けて、しばし無言になる。
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