Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「もしかして、何気になぐさめている?」


その顔に思いっきりため息をかけてやった。


「なぐさめ?
 客観的事実」


うふふと麗華は不気味に含み笑いをした。


「ありがと」


怜士は何の返答もせずに目を閉じると、再び麗華の髪に顔をうずめた。


しばらく抱き合ってお互いの体温を感じながら、まどろむ。


「ところで、今泉、今日オフなの?
 仕事、一息ついた?」


怜士はその言葉に状況を思い出した。
< 256 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop