Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


しぶしぶと麗華を抱いていた腕を解いて、ベッドから降りた。


「いいや」
「えぇっ。
 時間大丈夫?」
「優秀な秘書たちでね。
 予定通りの時間に出勤してこないとなると、それなりにスケジュールを調整している」
「でも、連絡をしなかったら、何か事件かもって、心配しているんじゃないの?
 やんごとなき人だし」


怜士は少し吹いてから、床に落ちていたスウェットパンツを拾った。


「ここに誰といるか、とはわかっているから」
「へ?」
「邪魔したら、それこそどんなことになるか、わかってんでしょ」


それだけ言い捨てて、バスルームへ入った。


< 257 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop