Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
「大丈夫?」
美和が少し怒ったような表情になっている。
自分の様子から、怜士にひどいことを言われたと思っているらしかった。
麗華は手をぶんぶんと振った。
「ちがうちがう。
追いかけたら、がつがつ喰ってた。
あいつが喰ってるの初めて見ちゃった。
すごくって。
あんな風に喰うんだと思ってびっくりした」
麗華が目をくりくりさせ、興奮気味に手を動かしてしゃべるのに、鷹乃介はにやにやと笑った。
「でも好きな男の濡れ場を見て、その反応なら、諦めつきそうだね」
「鷹、違うよ。
ショックでテンションあがって、こうなってるだけ」
美和は苦く言う。