Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
「はい」
「なに?
婚約指輪のお返しを早々にくれるの?」
「そうじゃなくって」
怜士のふざけた調子に麗華はにらんだ。
「東京の時、好きな香水プレゼントしてって言ったでしょ。
フルオーダーだったから、遅くなっちゃったけど」
「ああ、本当に遅いよね」
「わるかったね」
「大体、段取り違うし」
「はい?」
「これ、持っているなら、まず“話がある”と言うのではなくて、このプレゼントを見せるべきなんじゃない?
そうしたらあなたがしたい話の内容が察せられて、ちゃんと聞いたから、こんな痛い思いすることなかったと思うけどね」
怜士はそっと麗華の頭を指で突いた。