Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


さっきのことが懲りているらしい。


「あなたの様子から悪くなかったと思うけど」
「そりゃあ、プールがついていて、いつでも泳げるのっていいと思うけど。
 NY、そんなに来ないから」


そういう“悪くなかった”じゃないんだけど。


沈黙が漂う。


麗華は黙々と食べていた。


「聞かないの?」
「ん?
 聞きたい気持ちはあるけど、不用意には聞けないでしょ」


高等部の時に聞いたことのある家族構成。


行った葬式はその通りの家族構成だった。


だが実際は生きていて、しかもダバリードの後継者。


「まあ、そうだろうね」


怜士は苦笑した。
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