隣の席のキミへ…
「こんな感じでよくね?」
案を書いた紙をみんなに見せた。
「おーっ!!さすが春風!これなら勝てるよ」
「凄いね、たんぽぽちゃん!!」
みんなおだて上手…。
「いやぁ!!そんなにほめても何もでねーべ?」
あたしがエヘエヘと頭をかくと総悟が何かでパコンと頭を叩いた。
「おっさんか、お前は。みんなこいつほめたら天狗になるからダメだぞ」
「…なっ!!てか、あんたさっき筆箱で殴ったでしょ!?どうしてくれるっ!?あーぁ。脳細胞死んだよ。天才の頭が馬鹿になったらどうしてくれる!?」
あたしは馬鹿か…。
昔から緊張してたら余計にハイテンションになっちゃうこの性格直したい。
「大丈夫だよ。もともとバカじゃねぇか。それ以上バカになる事はねぇよ!!」
「あんたよりましじゃい!!」
ーーバコッ