隣の席のキミへ…



「本当に……?」

「こんなん嘘つかねーよ」

「…あたし女の子らしいとこ一つもないよ…?」

「俺の中では充分女の子だけど?」

「可愛くないよ…?」

「さっきの告白聞いて可愛くないっていう奴いねーだろ!」

「ふふっ…。ばーか…」

「馬鹿だよ?馬鹿になるくらい好きにさせたのは誰だよ?」

「ぷっ…本当ばかだ…」


「…うん。分かってる…。馬鹿なくらいたんぽぽが好きだから……」

「うん‥。あたしも馬鹿なくらい総悟が好き」

「馬鹿同士じゃん。俺ら」

「いーじゃん。馬鹿なんだから…」

「ぷっ…そうだな……」










本当に愛しい人へ……。










『‥大好き………』








< 58 / 62 >

この作品をシェア

pagetop