隣の席のキミへ…


ドクンドクン………


心臓の音がうるさい。


あたしは下を向いてギュッと目を瞑った。




「‥総悟……。あたし‥。あたし総悟が好き‥わっ!!?」


驚いて目を開けるとあたしは総悟に抱きしめられていた。



「ごめん。黙って聞いてるなんて無理。女の子にそんな事言わせられねーよ」

「総悟……?」


この状況に頭がついていかない。



「俺はたんぽぽが好き…」


え…………?



涙が止まらなかった…。



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