予想外の恋愛
「もう本人に聞いてみたら?なんか欲しいものないですかって」
「それも考えたんだけどね。なんかバレて受け取り拒否されそうだなって」
「ああ~~~。うわ、それいい男ね」
「でも早く決めないとどんどん誕生日から遠ざかっていくし…だめだ、ちょっと面倒になってきた」
「悩みすぎるとめんどくさくなるわよね。いいの見つけたら買うぐらいの気持ちでいたらいいんじゃない?」
「そうしようかな」
棚の上に目をやった。
そこには他のアクセサリーと一緒に飾ってあるゴールドのネックレスがある。
玄関にはエナメルパンプスが箱にしまってあるし、クローゼットには黒のワンピースが入っている。
どれも大事にしてあるけれど、二回目を使うときは来るのだろうか。
私がいつか誰かと結婚して、ここを引っ越しても、ずっと大事にしていけるのだろうか。
「それよりナギサ、ほかにも聞きたいことあるんだけど」
マチがそう言って、体勢を立て直した。
今日マチを呼び出したのは、私だってプレゼントの話をするためだけではない。
「うん。マチ、私…近藤くんとやり直すかもしれない」